今更ながら、先週あったソフトウェア工学のワークショップに参加してきました。
自分の発表はまぁまぁ。質問を沢山もらえたし、終わったあとも色々な人といい議論ができたんで満足です。その代わり、予稿集に載せた論文は今一ストーリーをまとめきれてなくて、ちょっと心残りが。
他の方の発表もいろいろと面白かったのですが、特に桑原さん@立命館大学 の型エラースライシングの発表が貢献賞(best presentation award)を取ったのが、ある意味象徴的だなと勝手に思いました。
つーのは、top tierな国際会議レベルの論文を眺めてると、特にここ数年のソフトウェア工学(SE)はプログラミング言語(PL)系への歩み寄りが強くて、POPLやらPLDIやらへのreferが多かったり、POPLにもICSEにもまたがって論文を採択させてる人が結構いたりするんですよね。一見するとどっちの分野の研究だかわからないような内容だったり。だけど、その点では日本はちょっと取り残されてるような雰囲気があって(あくまで個人的感想)。
個人的には、この流れはもっと続いて欲しいなぁと。もっとPLとSEでまたがるような研究が日本でもあって然るべき。…ってあんまり言い過ぎると自分の首絞めそうだけど。
その他、10年来の再会があったり、学生時代の研究室や職場の関係者(なぜか異様に多かった)と直接知り合えたり、色々と人との出会いが楽しかったのでした。お世話になった皆様、ありがとうございました。