bonotakeの日記

ソフトウェア工学系研究者 → AIエンジニア → スクラムマスター・アジャイルコーチ

FAST導入に関するRSGT2025プロポーザルのお話

最近支援に入っているログラスのエンジニアリングマネージャー飯田さんが、RSGT2025にプロポーザルを書きました。一応僕もおまけで登壇予定です。
タイトルは「エンジニアリングマネージャー視点での、自律的なスケーリングを実現するFASTという選択肢について」です。

confengine.com

今年に入ってからログラスさんにて、FASTという、国内では過去おそらく導入事例のないアジャイルスケーリングフレームワークを導入する支援をしてきたのですが、その導入にまつわるエピソードを主に飯田さんの視点からまとめたものになる予定です。

同社のスケーリングに関しては、年明け頃から飯田さん他とずっと議論を重ねてきました。色々な可能性を検討する中で「FASTってフレームワークもあるよ」と情報を入れたのは僕ですが、導入を僕から勧めたことはただの一度もなかったし、FAST導入が決定したときはマジかって思いました(笑)

個々のメンバーの強い自律性が求められるフレームワークで、ログラスさんがFAST導入トライアルを公表したあと、巷では「人類には早すぎる」tuneの日記 より)と言われたし、

tune.hatenadiary.jp

そのちょうど1ヶ月前に僕自身、ログラス社内で「人類にはまだ早いかもしれない」原文ママ)と、同じような言葉で評価していたくらいなんですが。

でも何やかや、今のところいい感じに回り始めています。まぁ導入まではほんとハードだったし、今後もぽつぽついろんな課題が出てくるとは思うのですが。

また、今回の話で面白いのは、FAST導入を主導したEMの飯田さんが、その自律性の高さゆえに、導入後はEMとしての仕事がなくなってしまうというジレンマに陥ったことでした。そのパラドックスに彼が数カ月間悩み抜いた結果どういう境地に至ったか、てな話が聞けるのも、このプロポーザルのポイントかと思います。

といったところで、そんな話をRSGT2025で聞いてみたい!という方はぜひLikeをお願いします。

……あ、これとは別途、こちらは僕の単独で「プロダクトマネージャーこそがリーダーだった!? リーダーシップ論から見るPdMとスクラムのいびつな関係」 というプロポーザルを書きました。こちらは僕の研究者人格でのプロポーザルで、こちらの話もまた追々どこかでする機会もあろうかと思います。

confengine.com

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