前回の続き。さっき気づいたのでメモ。
以降量子計算な用語で書き下しますが、Bell-stateをこしらえるのには、HadamardゲートとC-NOTゲートの組み合わせを使います。
ここで、は適当な1量子状態の生成。なんかのケット。
一方、量子テレポーテーションでAliceが2状態を観測するときは、Hadamard・C-NOTゲートを、さっきの逆順で組み合わせます。
ここで、は適当な1量子状態の観測。なんかのブラ。
で、HadamardゲートもC-NOTゲートも、2回適用するとidに戻るinvolutionな操作なので、
になります。(δは単純なブラとケットの組み合わせで得られるスカラー量)おお、なんかいい感じで対になってんじゃん。
…と思ったのですが、よく考えるとと対になって欲しいのはでなくなので…あれ?
ここにあった式は明らかな計算間違いだったので、消しました。あしからず
いや、何かのスカラー量にはなると思うけど、どうも対応取れた感じがしないなぁ…
ということで、謎は深まるのでありました。
[追記] 普通に行列に落としてみても、で共役転置なのはになるような…ぐぅ。 ヒビルテではベル行列(EPRペア)の計算時、C-NOTゲートの後にC-Zゲートをはさんでいるんだけど、それでも一致しない。うーん。
[追記2] めんどくさいので直してませんが、このエントリーで と読んでるものの呼称は、実際には不正確…だと思われます。詳しくはこちら。