bonotakeの日記

ソフトウェア工学系研究者 → AIエンジニア → スクラムマスター・アジャイルコーチ

補足: (Bell-)costate

少し補足。Bell-costateについてゴネゴネと書いていたけど、勉強会のテキスト(http://www.comlab.ox.ac.uk/people/samson.abramsky/tambook.pdf)を少し眺めていたら、こうなってました。
Bell-state \eta_A (下図左)に対応する Bell-costate は\eta_A^{\dagger}(下図右)。

一方、量子テレポーテーションに出てくる、Bell-state & Bell-costate の組み合わせは、\eta_A に対して \eta_{A^*}^{\dagger}(下図)。

なので、先のエントリーでBell-costateについて文句をたれたけど、とりあえず保留。

檜山さんの、(Abramsky流でいう)「ベル状態」に対する疑問は、結局「costateって何よ?」ってところに行き着くのではないかと個人的には思っています。で、自分なりに「これかな?」ってのはあるにはあるんですが… costate は state に対して共役(adjoint)になっている筈なんで、そのイメージを計算で確かめていけばいいんだろうけど、ぶっちゃけ今やる気にならない(^^; のでこれも保留。
Abramsky流は次回の勉強会でのお楽しみにして、一般的な量子のお話をコツコツと進めとくことにします。その方が最終的な理解も早そうだし。

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