一個前のエントリー書いてて、ふと思い出したのですが…こないだ、友人(♂)の結婚披露宴に呼ばれていきました。
ところが会場の都合やら何やらで、行ってみたら最前列の上座。いわゆるVIP席です。そして隣に座ったのは、新郎の恩師であるところの大学の先生(たぶん定年間近)でありました。しかも新郎は文学部なので、当然先生も文学部の教授です。
職業柄、理系のセンセと顔を合わす機会は多いのですが、文系、それも文学部のエラい先生と宴の席で椅子を並べると言うのは初体験でございました。
自分の専門が計算機であるという話をすると、最近のワープロ(おそらくWord)は何だね、人の書いたものに勝手に波線入れて「間違いだ」と抜かしおる、と、突然M$へのクレームを私にぶつけ始めました。まぁ、あれは一般人でもムカつきますし、いわんや文学の学徒をや、と言う感じではありますので、甘んじて聞いておりましたが…
だいたいだね、と続けた先生の次の一言が、私には衝撃でした。
何で論文を書くのに、自分で図を貼り付けたり字体を設定したりせにゃならんのだ。あれは本来印刷屋の仕事だよ。
えっ?と鳩が豆鉄砲食らったような顔をしていると、
君、論文なんだよ。論文とは原稿なんだよ。原稿用紙に書くもんなんだよ。
おおおおおおそうかそうだったのか。
論文を書いてどっかに出した事がある人ならわかると思いますが、大概ページ数の帳尻あわせやら図の差し込みに相当な時間を費やされます。そうか、あれは本来論文執筆者の仕事じゃなかったんだ!!
う〜む。新たな真実を知ってしまった。戦犯はKnuthで(違