以前の日記の続きといえば続きなのだけれど、コンパクトとハウスドルフ空間についてはまだイマイチよくわかっていなかった。定義はそんなややこしいもんじゃないのでまぁわかるのだけど、だから何だという感じで。
そんなうち、図書館でこの本を何気なく借りてきたら、予想外にヒットだった。
- 作者: 森毅
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 1987/07
- メディア: 単行本
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でも "gay math" って何?
ところで、圏論関係その他で名前を聞く F. William Lawvere さんですが。圏論勉強会では彼の著書 Conceptual Mathematics: A First Introduction to Categories でお世話になっていたりします。
上記の森毅の本には、そのLawvereに関する逸話が載っていたりする…のだけど、
カナダで彼の主催したトポスについてのシンポジュームの序言では「私の政治活動のゆえに契約更新を拒否した大学当局を弾劾……」とあり、ニースの国際会議のトポスについての論文は「対立物の統一……」というところから始まり、「事物の主要なる矛盾が明らかにされたからには、科学的方針はそれをスローガンにして総括し、事物の発展転化についての思想的武器として……」といった調子で、引用文献にはもちろん毛沢東『矛盾論』。
(強調は引用者)
Σ(´д`lll)そ、そういう人だったの??
"Conceptual 〜"のノリからは想像もつかん…