エンジニアと組織論
たまたまAmazon眺めてて、タイトルで「お」と惹かれた本があったので、紹介しとく。
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者: 広木大地
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2/22発売ってことで、現在予約受付中。
内容紹介を見ると、
「不確実性」を下げるための方法がわかります!
「コミュニケーションにおける不確実性を減らすには?」
「技術的負債を解消する方法とは?」
「経営陣とエンジニア間の認識のずれを解消するには?」
エンジニアリングにおける課題を解決する思考の整理方法やメンタリング手法を、
さまざまな企業の技術組織アドバイザリーを務めている著者が解説。
若手を戦力として育て上げ、成長する組織を設計・運営するためにおすすめの1冊です。
特に「技術的負債を解消する方法とは?」と「経営陣とエンジニア間の認識のずれを解消するには?」はすごく興味ある。てか前者、技術的負債を組織論で解消できるのだろうか。
僕は収納スペースの問題から、最近はなるべく電子書籍を買うようにしてる(紙の本は遠慮する)ようにしてるんだけど、これは迷うな……
ということで、とりあえずウィッシュリストに突っ込んでおきました。僕は今月末が誕生日なので、誰かプレゼントに買ってやってください。 → bonotakeのほしい物リスト
僕自身と組織論
僕は、前職で大企業にいたときは、所属組織がデカすぎたこともあって、組織運営なんてエライ人が勝手にやればええやん、的な感覚がすごくあって。 だから自分は関わりたくもなかったし、興味もなかったのだけど。
数十人規模のベンチャーに移ってみると、会社の経営・組織運営が1社員の自分にとっても凄く身近なものになったし、現時点で事実上サブマネージャー的なポジションに収まっていることもあって、がぜん組織論には興味が出た、気がする。
とはいえ、オッサン好みのビジネス誌を読み込んで戦国武将に自分を例えたりとか、そんなアホなことはしたくないのですけども。
ただやっぱ、Tech企業における、エンジニアが幸せになって自分のチームが幸せになって会社もハッピーになるような組織論はぜひ知っておきたいな、とは思う。
今までに気になった組織論
及川卓也氏の組織論
その点で過去、すごく感銘を受けたのは、この記事かなぁ。
エンジニアとマネジメント、Tech企業の組織を考える上ですごく良記事だと思う。 若手エンジニアも、そろそろオッサンに差し掛かったエンジニアも、あるいはエンジニアをたくさん抱えるチームのマネージャーも絶対に読むべきだし、本当に、Tech企業ってこうあるべきだよね、というのをすごく実感できる。こういう会社にいられたら幸せだろうな、とも。
非エンジニアマネージャがエンジニアチームと上手くやる方法
あと最近だと、けっこう物議を醸した感のある、この記事。
あまりにエンジニア至上主義な内容に反感を買うのもわかるし、僕も100%全面賛成できる内容ではないんだけど、ただまぁ、非エンジニアなマネージャーが苦悩の末に辿り着いた、一つの境地かな、とは思う。というか、エンジニアという人種の生態をよくここまで理解したな、という、まずそこに感心した。
エンジニアにおもねりすぎだという批判もあって、一面では真なんだけど。
ただちゃんと読めばわかるんだけど、 この人は優秀なエンジニアにこそおもねっているのであって、一般の凡庸なエンジニアは対象ではない、というあたりを読み間違えてはいけない。 むしろ「PMが(略)エッジの無い製品リードを始めたら即刻クビにします」など、エンジニアが優秀であるか否かについては非常にシビアな立ち位置にいる。
なんか、エンジニアだったらワガママになっていいんだ、と思っているかのようなエンジニアからの反応や、エンジニア相手なら何でもワガママ聞かなきゃいけないのか、といった非エンジニア、マネージャーからの反感をチラホラ見かけたんだけど、それは残念ながら真ではない。
そんなこんなで
なんか脱線しかけた感もあるけど、とりあえずタイトルだけで気になった本と、ついでに過去読んだ「エンジニアと組織論」に関する記事の紹介、でした。
冒頭の本は、もし手に入れたら、書評なども改めて書きたいと思う。