24日の日記でアフォーダンスの本を図書館で借りてきた、と書いたけど、どうにも意味不明で半分くらい読んだところで挫折。
代わりに読んだのがこれ。
アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))
- 作者: 佐々木正人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1994/05/23
- メディア: 単行本
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ということで、寝る前などにちょいちょい読んで、なんとなくアフォーダンスなるものがわかってきた(気がする)
- 知覚と運動の区別はなく、ともに主体と客体(環境)の相互作用によって定まる。
- ある感覚を知覚するための特別な器官という分類はない。(すべきでない、といった方が正しい?)各感覚器官の総合体(最終的には人体そのもの)で知覚する。
という2点がポイントかな…うーんうまくまとめ切れていない気がする。
例えば、人間の手は振ることで持っているモノの慣性モーメントを知覚することが実験でわかっているらしい。手には触覚器官なんていう具体的な感覚器官もあるけど、別に慣性モーメントを求める器官が独立して備わってるわけではなく、運動に伴って、手の神経を(感覚神経も運動神経も含めて)総動員して慣性モーメントを知ると。
で、ここでいう慣性モーメントが「アフォーダンス」の一種にあたる…のかな?*1なので主体にも客体にも属さない「実在」なんだと。
しかしこれ、人間の意識とか意図とか、そういうのってどこいらへんにあることになるのかな…*2ってかそういうのもなくて、人間(及び、ありとあらゆる生物)ってのは全て超高度なリアクティブシステムだって解釈になっちゃうのかな。